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- 2023.09.27 Wednesday
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防波堤のすぐそば、塀の向こうは海っていう日当たりがすこぶる良い空き地です。
まとまった更地にもかかわらず、耕作放棄地で今は何にも使われず、ただただ雑草が生い茂っていて、年々ゴミが捨てられ続け、いつの間にかどうやら、地域の人からも見て見ぬふりをするって具合になってしまった土地らしいです・・・。
複数人名義の土地らしかったのですが、法人「南紀自然エネルギー」の働きかけで、この度太陽光発電システムがここの空き地に建てられることになりました。
土地一杯一杯で発電能力50キロワットと、そんなに大きくはない発電所になります。
農地法の関係もあり、畑として利用する目的も兼ねるとのことで、単管パイプ構造の太陽光発電所が作られることになり、ボクは現場の施工を担当することになりました。
あらかじめ業者によるアンカー杭が埋設されてからのご依頼で、設計図面もあり見本現場を視察し、材料もつつがなく搬入されておりました。
単純には単管パイプを組み立てていく作業になりまして、もちろんこのような仕事は初めてになりますが、そんな高度なことでもないようですので、なんとなくできそうな気はします。
でも、到底一人では無理な作業になりますので、手元の助っ人が常時2〜3人はいてくれるように会社の方とも打ち合わせをしました。
では、早速取り掛かることにしましょう。
まず、あらかじめ埋設されたアンカーの頭に柱を固定して建てました。
柱になる単管パイプは、レベルを使った基準となる高さに合わせて切り揃えており、これをアンカーとステンレスボルトで固定していきます。
次に、隣り合う柱と柱を単管パイプでどんどん繋いでいきます。
最初は慣れないので、流れがつかめず戸惑いもあり、すったもんだで全体としてなかなか前に進まないスタートなんですが、少しずつコツが掴めてくるもんです。
だめ〜、やり直し〜、っていうのも最初はありますね。
どんな現場もそうですが、内容が分かれば要領もつかめてきて、作業も早くなっていきますね。
ああだこうだいいながらでも、5日間ほどあれば無事になんとかなりました。
こうして、長さ30メートル級の太陽光パネルの架台が5列(くらいだったかな)、組みあがっていきました。
完成した架台に「垂木」を固定し、太陽光パネルを設置していきます。
架台は高いところで3メートルくらいもあるので、パネルを載せる作業の時には足場板を渡しました。
それぞれ2人ずつのチームに分かれて、はいっ、はいっ、って声を掛けながら、1枚ずつ手渡して乗っけていきました。
パネル1枚でもそこそこの重さがあります。
3枚乗っけたらステンレスボルトで固定、っていう作業をひたすら繰り返して、地味に何日もかけて、何百枚かを貼っていきます。
この現場は、まだ本格的な夏を迎える前の季節だったのでホントによかったのですが、ただでさえ日当たりの抜群に良い場所を選んでますし、今の季節の「夏」ど真ん中の作業となると、とてもじゃないですが暑すぎて考えられませんっ。
でも今、日本のどこかでこの暑さの中で、これと似たような作業をされてる方がいらっしゃるんでしょうね、熱中症にはくれぐれも注意していただきたいものです。
すべてのパネルの設置が完了しました。
出来てしまえば、「やっぱりなんとかなった」っていう感想でした。
初めに予定していたスケジュールともそんなにかけ離れたものではなかったので良かったです。
施工が始まってから今日を迎えるまで、途中に雨による中止の日が一度もなかったことも幸いでした。
ここで、一旦現場は終了となります。
この単管パイプの太陽光パネル、設計上では風速50メートルクラスの台風にも耐えられるらしいです。
ちょっと間をあけた後日、電気系の配線を仕上げに現場にやってきました。
パネル同士を電線で繋いで行くのと、最終的に電線を一か所に集めてきて、「パワコン」って呼ばれる制御ボックス内に引き込むので、そのパワコン回りの配線作業がメインになります。
今日の作業が終わってからは、最終の業者さんに電柱を建ててもらって、晴れて関西電力に申し込みの手続きとなります。
一日でも早く申し込みをしたいところです、すでに発電は十分に出来ているわけですから。
一日でも早く電気を売らないと・・・。
と、そんなこんなでしばらく日が経つんですが、今では順調に発電所は稼働しています。
配線間違いや発電トラブル等もなかったようです、よかったです、めでたしめでたしでした。
ご返信ありがとうございます。
条件や、料金等の詳細メールを頂けると有難いです。
お忙しそうで申し訳ないのですが
どうぞ宜しくお願いいたします。